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鍼灸治療の歴史

臓腑経絡論と60兆個の細胞

臓腑と経絡

人体は十二の経絡に区分され、その内外を気血が巡り生命活動を統括
しています。

この経絡には体表面を巡る外経と臓腑や筋肉を巡る内経があり、幅と厚さの広がりがあるので、総て経絡の支配を受けていない場所はありません。

身体を支える細胞の数

身体は60兆個の細胞でできています。

一つの細胞が何回分裂すれば60兆個になるか計算してみると、なんと46回もかかってしまいました。
  (2×2×2……と何回2をかけると60兆個になるか計算したわけです。)


たった(そんなに?)46回の細胞分裂で60兆個の細胞に分裂するなんてちょっとびっくりしてしまいました。

分裂の過程で死滅する細胞も多くあるので50回位の細胞分裂が必要だそうですが(計算すると千兆個を超えてしまいました)、今パソコンに向かってこれを打ち込んでいる間にも、増殖と死滅を繰り返しながら、細胞君たちみんなが一丸となってお仕事の協力をしてくれているんだなと思うと、なんだかすごい統率力を感じて、ちょっと感慨深いです。

今の自分は"じぶん"ではない

細胞は絶えず破壊と分裂を繰り返し、数年後の自分の細胞は今私を構成している細胞ではありません。

今、目の前にあるこの机は10年後もこの机でしょうが(多分…)
10年後の自分を構成する物質は私ではないはずです。ということは10年前の自分も自分ではない?

   ……ということは、あの時お酒によって悪ふざけをした私は他人なのね…

なぜ60兆個の細胞がまとまることができるの?

だからこそ臓器だけを取り出して考えるとか、肩こりを肩だけの疾患として捉えるとか、そこだけに目がいくと……
”木を見て森を見ず”……という結果になるかもしれません。

体の指揮系統は本当に複雑です。
これを人間が考えた場合、途方もない情報量を処理して治療していくことになります。

古今東西、部分だけを取り出して治療をすすめるようになったのは、顕微鏡の発達と、宗教的なバックボーンにより多くの解剖を進めることができた西洋医学だけです。

それにより感染症などで死亡する人の数を激減させましたが、なんだかつらいなぁ……といった症状を取ることは逆に難しくなってしまいました。

東洋医学は体の発する情報を総合的判断する方法を考え抜いてきました。

だって神様(?)が創った動物をその精神状態まで含めて考えるなんて、できるわけがありません。そこで登場したのが……東洋医学であれば、人間のパターンを5つに分類して考えるということです。この分類の仕方の中には古くなったもの、現代では通用しなくなったものも多くありますが、2千年の間そのベースとなるものは変わることなく続いている、ということだけでも一考の価値があると思います。

60兆の細胞をまとめる方法は私には分かりません。

しかし、体の中では絶えず協調、分担してお互いの細胞が助け合いながら一人の身体を支えています。

その事が人間が分かるように、陰陽と五行に分類し、治療に役立てることができるようにした、先人の偉大さを思う今日この頃です。

人も動物の一員です

人間も動物の一員である以上,我々が生きている最も大きな目的である
「種族保存と個体維持」をすすめていなければなりません。

そのために各細胞がお互いに協調しあい連携を取り合って”私”という感情のなかでうまく折り合いをつけながら活動を共にしている。

なんだか壮大なことがおこっているんだなぁ……と思うと、自分の身体ながら、愛しくなってしまいます。

たまにガン細胞のように、自分の意思とは裏腹に勝手にあちこち増殖してしまうやんちゃな細胞も増えてしまいますが、基本的には自分を構成する細胞は組織、器官の一員として身体がうまく機能するように働いています。

ですから私たち鍼灸師は治療にあたるとき、患者の全体像を絶えず考えながら、最も悪いところを治す工夫をしなければなりません。

     うっ……がんばりまっす……。

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