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注意しなければいけない頭痛

注意しなければいけない頭痛
Last Update : 08/1/21
頭痛の9割は特に心配のいらない機能的な頭痛ですが、頭痛の中には一刻を争う危険なものもあります。
先ずは病院へ行くべき頭痛の特徴を紹介します.。
●早朝の頭痛。
●突発的に吐く。吐くとスッキリする。
脳腫瘍
●突然の頭痛。
●今までに体験したことの無いような激しい頭痛。
くも膜下出血
●拍動性の後頭部痛で、起床時にみられ起床後1〜2時間で消失する。
●頭痛のほかにのぼせ感・動悸・首や肩のこり、フラフラすることもある。
高血圧
●ピリッとする鋭い電撃的な痛みで、せいぜい数秒で終わる。
●多くは反復する。痛みは皮膚に近い感じ、浅い所の痛み。
神経痛
●頭痛、急激な眼の痛みと視力の低下がある。
●視野が狭くなることもある
緑内障
男性に多く、20〜30代から起こる。少しでも飲酒すると誘発。
●数ヶ月に1回毎日のように、同じ時間に1〜2時間続く。
●片側の目の奥に起こる目をえぐられるような激しい痛み
群発頭痛
●60才以降の方が頑固な頭痛を訴えた場合、よく疑われる。
●頭部打撲から1〜3か月がたっておこる。
●頭痛のほかに吐きけ、嘔吐などの症状が現れる。
慢性硬膜下血腫
●同じく60才以降の方が頑固な頭痛を訴えた場合、よく疑われる。
●他の動脈にも炎症を起こす。
●夜間の痛みが特に強い。不眠を訴える場合が多い。
●血管には圧痛があり、片頭痛のように圧迫して軽くなるようなことはない。
側頭動脈炎
脳腫瘍
最も気をつけないといけないのがクモ膜下出血とこの脳腫瘍です。
たいていの脳腫瘍は頭痛の症状より以前に下記のような症状が出てきます。
初発症状として頭痛が出てくるのはだいたい20%位だといわれています

【症状と特徴】
特に朝起きた際の強い頭痛と突発的な嘔吐が脳腫瘍の有名な特徴です。

早朝頭痛 頭痛の性状は様々で、圧迫感、キーンと痛むとかガンガンする等
吐いてしまうとすっきりする、または突発的に吐く
ひきつけ       大人のひきつけは、脳腫瘍が考えられます。
視力・視野の異常 少しずつ進行していく場合は、脳腫瘍の症状である場合があります。
運動麻痺
言葉がうまくしゃべれない
いきみ咳で増強
振盪で頭痛増強

くも膜下出血
【どのような病気??】
多くは脳の動脈瘤の破裂によって起こります。クモ膜下出血では、ほぼ100%頭痛を伴います

突然の頭痛
瞬間的痛む頭痛
今までに体験した事の無い様な頭痛
バットで殴られた様な頭痛
【症状と特徴】
他の脳卒中(脳内出血、脳梗塞)の多くが、頭痛を感じない事や半身の運動麻痺を伴う事が多い事と比べ、このくも膜下出血は頭痛を100%伴います。

頭痛と共に、激しく嘔吐したり意識を失うこともあります。
突然、頭を抱えて頭痛を訴えた後で倒れてしまえば、必ずくも膜下出血を疑い救急車を呼びましょう。

クモ膜下出血の発症は、眠っている時に起こったり、座っている時や本を読んでいる時に起こる時もありますが、脳出血の場合は、排便の時にりきんだりとか重いものを持ち上げたりした時に起こることが多いようです。

脳梗塞の場合はせいぜい2〜3割程度しか頭痛はありません。むしろ、手足の自由が利かないとか、ロレツが回らないといった運動麻痺や脳神経の症状がポイントになります。
頭痛と血圧
【どのような病気??】
最低血圧が110mmHg以上になると「血管性頭痛」が起こるとされています。

【症状と特徴】
一般に拍動性の後頭部痛で、起床時にみられ起床後1〜2時間で消失するのが特徴です。

高血圧症の他の自覚症状としてのぼせ感・動悸・首や肩のこりを伴う事があります。実際には頭痛の頻度は少なく、のぼせ感・動悸・首や肩のこり、 フラフラする等の方が多いみたいです。

頭重感、あるいはしめつけられる感じと表現される場合もあり、緊張型の頭痛との識別は大変難しいのが現状のようです。
神経痛
【どのような病気??】
頭部の神経痛としては
@後頭部、耳の後ろ等に起こる後頭神経痛
A顔面部に起こる三叉神経痛
                        の2つがあります。
【症状と特徴】
神経痛の痛みは、
ピリッとする鋭い電撃的な痛みが大きな特徴です。痛む時間はせいぜい数秒で、多くは反復します。痛みは表在的で皮膚に近い感じの浅い所の痛みです。
緑内障
【どのような病気??】
眼圧が上昇する病気で
放置すると失明する事もあり得る危険な病気です。

【症状と特徴】
眼圧の上昇が比較的軽い初期の段階では

 ○眼精疲労
 ○頭重感を感じたり
 ○時々霧がかかった様に見える

などの症状がでますが、進行すると頭痛を訴える事が多くなったり、突然視野が狭くなったりします。

急性の緑内障発作の場合
急激な眼の痛みと頭痛、視力の低下、悪心、嘔吐、徐脈、結膜の充血、散瞳、虹視症(電灯を見た時に電灯の周囲に虹がかかっている様に見える)等を伴います。
群発頭痛
【どのような病気??】
ある一定の期間、多くの場合1〜2か月のあいだ、毎日のように、しかも明け方のほぼ決まった時間に起きる激しい頭痛は、その起こり方が群発地震のようなので、「群発頭痛」と呼ばれています。

【症状と特徴】
日本では大変頻度の少ない頭痛ですが
男性に多く発症します。危険な頭痛ではありませんが、 必ずいつも決まった側で、目の奥が激しく痛む頭痛です。 激しい痛みは片側の目の奥に起こり、それにともなって痛いほうの目からは涙が出たり目の充血が起こることもあります。肩こり、前頭部の頭重感といった前駆症状の後、発作的に起こります。

この目をえぐられる様な猛烈な頭痛は、群発地震のようにほぼ一定の時間(夜間が多い)に、一定の期間(1〜6週間)持続するため群発頭痛と言われています。

群発期は年に1〜2回やってきますが、その群発期を過ぎると、起こりません。

血管性頭痛なので
アルコールを飲むと、高率で発作を誘発します。ただ、期間が終われば、アルコールで頭痛が起こることはないようです。

おもに睡眠中に襲いかかってくる激しい痛みなので、痛みそのものに対する悩みもさることながら、いつまた頭痛が始まるかという恐怖が大きく、その悩みが大きい方が多いです。

男女比では、片頭痛の場合とは逆に、圧倒的に男性に多く、しかも、20代〜30代と比較的若いうちから起こる慢性頭痛です。
慢性硬膜下血腫
【どのような病気??】
原因は、頭部の打撲により、数週から数か月して、しだいに脳の硬膜(頭蓋のすぐ内側にあって、脳をおおう膜)下に血液成分が貯留し、脳を圧迫することによって生じます。

片麻痺(右または左の上下肢の運動障害)、言語障害、不穏、幻覚および意識障害などの症状が徐々に出現し、それらの症状は1〜2週のうちに進展します。そのなかには頭部打撲の既往がはっきりしないこともあります。

【症状と特徴】
多くはなんとなくぼんやりしている、眠りがちとなった、活動力が低下したことなどの症状で始まり、
頭部打撲から1〜3か月がたって頭痛、吐きけ、嘔吐などの症状が現れます。
症状は徐々に進行して片麻痺、言語障害をきたすようです。
尿・便失禁を生じてくることもあります。
時に記銘・記憶障害を呈して痴呆様症状が前面にでてくることもあります。

本症の特徴は発症時期がはっきりせず、徐々に進行してくることです。
アルコール好きな男性に多くみられます。
側頭動脈炎
【どのような病気??】
こめかみの所に拍動を感じるのが側頭動脈です。
側頭動脈炎はこの動脈が炎症を起こす病気です。局所的な病気ではなく、免疫異常からくる系統疾患ですので、他の動脈にも炎症を起こします。
眼動脈や腎動脈に炎症を起こす事もしばしばで、放置すると失明や腎不全を起こす事もあります。冠動脈が冒されて心筋梗塞を起こす事もあります。

ちなみに片頭痛の場合はこの動脈が拡張する痛みです。

【症状と特徴】
60才以降の高齢者が頑固な頭痛を訴えた場合、上の慢性硬膜下血腫と共によく疑われます。
突然に発症する側頭部痛が特徴で、側頭動脈の拍動痛から強い持続痛に変わることもあります。
片側の場合も、両側の場合もあり、時には頭全体、後頭部痛の時もあります。

側頭動脈が怒張し、
部分的に血管が腫れ上がる時もあります。血管には圧痛があり、片頭痛のように圧迫して軽くなるようなことはないそうです。

全身倦怠感、微熱、食欲不振、全身の筋肉痛、関節痛を伴い、日夜持続する激しい頭痛だが夜間の痛みが特に強く、不眠を訴える場合もしばしばです。視力障害、複視(物が二重に見える)を伴う事も多いようです。
参考資料
頭痛専科
日本頭痛学会
バイバイ頭痛講座

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